2019/04/01
コラム
よく様々な市販されている商品などに、アミノ酸+など明記されているものを、目にしたことがあると思います。
なんとなく身体にはよさそうなアミノ酸ですが、いったいどのような働きがあるのでしょうか?
前のコラムにも書きましたが、まずアミノ酸とはたんぱく質を分解して得られるものであり、簡単に言えばアミノ酸がたくさん繋がっているものがたんぱく質です。
自然界には、約500種のアミノ酸が存在しますが、人の身体を構成し生命維持に必要なアミノ酸は、20種でその1つ1つの働きは違い、身体には必要不可欠なものです。
前回たんぱく質の重要性について書きましたが、身体の20%を占め、筋肉・内臓・皮膚や髪の毛など身体の構成するたんぱく質が、アミノ酸の結合だと考えると、その重要性が理解できると思います。
そんな20種のアミノ酸には、必須アミノ酸と非必須アミノ酸とに分類できます。
必須アミノ酸とは、身体で合成できないアミノ酸であり、食物より摂取しなければなりません。
そのため、食事で摂るものが重要となり、それを表したのがたんぱく質の重要性Part3で書いたアミノ酸スコアになります。
必須アミノ酸の中で身体作りに大きくかかわるものの代表的なものに、BCAA(分岐鎖アミノ酸)があります。
BCAAとは、バリン・ロイシン・イソロイシンのことをいい運動中のエネルギーとなり、筋肉の維持・増進に必要となりトレーニングをする方には欠かせないアミノ酸となります。
そのためサプリメントなどでもBCAAは、多く取り扱われトレーニングにおける重要性がうかがえます。
もちろん非必須アミノ酸も身体をつくるうえで、摂取がもちろん必要です。
サプリメントなどでよく目にする、グルタミンというアミノ酸は非必須アミノ酸ですが、人の骨格筋に存在する約60%を占める身体に1番多く存在するアミノ酸です。
胃腸の働きをサポートし、身体の働きに大きくかかわるものとなり、身体作りにおいては、このグルタミンが不足してしまうと筋肉の分解を誘発してしまうため、身体作りには非常に大切なアミノ酸です。
その他のアミノ酸にも、それぞれ重要な働きがありそのすべてが必要なものとなります。
ただ、このすべてのアミノ酸を意識しての食事は正直困難だと思います。
まずは、アミノ酸摂取のおおもとであるたんぱく質の摂取を意識してください。
そこから、さらにうえを目指す方はアミノ酸まで意識して食事やサプリメントを摂るといいでしょう。
食事と一言でいってもたくさんの情報があります。
まずは自分に必要な情報だけを選択して試してみてください。